昨日、路面が濡れてたので、キャンセルしてたABSを復活させてみた。
ABSをキャンセルしてると、ブレーキの踏力はそのまま四輪に伝わる。
過度に踏めば、ロックに至るのは当たり前。
必然的にロックしないような踏力でブレーキをコントロールする必要が出てくる。
しかし、ペダル一本でコントロールするので、四輪全てに同じ力しか加えられない。
特にμの低い状態、昨日みたいな雨の日はABSなしだと、
路面状態が悪く、タイヤが跳ねたりすると簡単にロックする。
片側に荷重の偏った状態でも同じ問題が起きる。
荷重の抜けた側のタイヤはロックしやすく、荷重の掛かったタイヤはロックしづらい。
ロックすると車体の挙動が乱れるので、どーしてもロックしやすい方がロックしない踏力しか加えられない。
結果、ブレーキングが甘くなり、速く走れない。
その点、ABSはタイヤ1本ごとの限界を独立でコントロールしてくれる。
だから、荷重が片側に寄った状態でのブレーキングでも姿勢が安定してる。
ま、姿勢が安定してるとアンダー出まくりなんだけど、そこはFR、何とかなるし。
ただ、コーナーで本格的にABSが作動するトコまで攻めると、思いっ切り膨らむね。
アクセルのオン-オフでコントロールできない。
つまり、直線ではABSの恩恵をフルに受けて減速、
コーナーではABSを効かせずにドコまでブレーキを残すか…
これが非常に難しい。