“破壊王”と謳われた人気レスラー、橋本真也が11日午前10時36分「脳幹出血」で亡くなった。
40歳くらいだろうか?
スポーツ新聞じゃ「現役トップレスラーの急死」とか言ってるが…
プロレスラーという職業上、頑丈そうなイメージはあるが、それを差し引いても確かに早すぎる死だ。
それに、どう贔屓目に見ても現役トップじゃねーだろ?(´□`|||)
オレの考える橋本のピークは間違いなく闘魂三銃士時代、1990年代だ。
闘魂三銃士「橋本、蝶野、武藤」の名前はファンじゃなくとも知るところ。
そう、いまだに橋本真也といえばビッグネームであることに間違いはない。
オレは昔、プロレスが大嫌いだった。
だって、やってることが嘘なんだもんね。
オヤジがオレに知りもしないプロレス技を掛けたせいもあるが…
トップロープからノドにニードロップなんかされたら、どんなに鍛えてても普通は死んじゃうよな。
子供心になぜコレで観客が喜ぶのか不思議に思ったものである。
しかし、歳を取り、ショーとしてのプロレスに興味を持つようになった。
蝶野がT2000で盛り上がっていた時だから、2000年、5年前の話だ。
理由は大学の後輩で良く飲んだ
ケースケがプロレス好きだったのと、
大好きな作家
中島らもの「お父さんのバックドロップ」を読んだからだ。
酒に酔ったオレとケースケは良く、深夜のプロレス番組を見た後に技を掛け合って、
「オマエこらっ、それ本気だろ?明日いてぇーじゃねーか!」とかやっていた。
やってる最中は酔ってるからあまり痛くないのだが、翌日でーじ痛むのだ。(´□`|||)
その当時、橋本は既に落ちていく真っ只中だった。
新日本引退の対小川戦で敗戦を喫し、スゴスゴとリングを後にした橋本。
おいおいこんなもんだったのかよ?と思ったのはオレだけじゃなかったはずだ。
あの強かった橋本は見る影もなく、その後はズルズルと。
そして最近の右肩の故障、1億円を超える負債、母親の死、離婚…
今年の復活はそれなりに楽しみにしてたのだが…
こんな中で最期を迎えるとは、さぞかし無念だろうな。
橋本のモミアゲを、ドラム缶腹を、そして最強の垂直落下式DDTをもう一度見たかった。
そんな思いを胸に、心より彼の冥福を祈る。
ちなみにDDTって技の名前は、強力な殺虫剤に由来するって聞いたけど本当なんかな?