うぃ、こんばんわ、まっせとーちゃんです。
先週ついに自家製ビール作りに初挑戦したのですが…
まぁ、初めてなので色々と苦労もありまして。
ちょっとその模様をお伝えしよーと、ブログ更新です。
今回オレがビール作りのキットや材料を購入したのはネット通販です。
ちなみにお店は
「アドバンスブルーイング」さん。
当初ちょっとした手違いで、注文品とは違うものが送られてきましたが、
その後の対応が非常に誠実で、すっかりお気に入りの店ですわ。
更に困ったことがあっても質問に答えて頂ける親切なお店。
さて、初めてのビール作りはなかなか時間が取れず、延び延びに。
ビール作りキットが到着してから早二週間経ってしまいました。
キットには「作り方」も同梱されていたんだけど、ネットでお勉強も。
それでは、今後の参考の意味も兼ねて、順を追ってご説明。
「永吉風ですが・・・」
まずは、「器具の消毒から」。
ネットでビール作りを調べると、どこのページにもそうあります。
酵母の力でビールを作るため、イースト菌が雑菌に負けてしまっては意味がない。
たしかにそうだよねー。
「ビール」ではなく、世間でよく言う「腐った麦茶」になるわけです。
最初なので、ビビッてとにかく念入りに消毒することにします。
さて、消毒には幾つかの方法があり、その選択も人それぞれみたいですが、
「お湯で消毒」「キッチンハイターで消毒」「エタノールで消毒」。
主にこの3つの消毒方法であるようなので、器具の材質でどれにするかを決めます。
①煮沸消毒・・・熱湯につけて消毒する。
②アルコール消毒・・・エタノール(薬局で800円ほど)を吹き付けて消毒する。
③塩素消毒・・・台所用ブリーチを薄めて消毒液にし、消毒する。
オレはまず1次発酵容器(25リットル)内にハイターを薄めて消毒液を作りました。
1リットルに3mlとのことだから、20リットルとして約60mlのハイターを投入。
そこに温度計、軽量カップ、エアロック等を沈め20分ほど消毒。
(プラスチックはエタノールに弱い場合があるのでハイターにしました)
鍋や木ヘラ、オタマといった料理器具は使ってるうちに煮沸消毒されるのでよし。
エタノールも買ってきましたが、瓶詰めまでは出番なしかな?
(1次発酵容器の蓋を消毒しようと思ったけど、ハイターで済ませました)
次に「材料の確認」。
ネット通販で購入したビールキットは以下です。
・モルトエキス:濃いビールの原液、つまり缶入りビールの素
・ドライモルト:粉末状のビールの素
・ホップ:苦味付けの「ビタリングホップ」と香り付けの「アロマホップ」
・ドライイースト:アルコールを発生させるイースト菌を粉末状にしたもの
・プライミングシュガー:2次発酵で炭酸を発生させるための砂糖
まぁ、ぶっちゃけて言えば、「モルトエキス」と「ドライモルト」は、
カップラーメンの「液体スープ」と「粉末スープ」みたいなもんかな。
ホップはモルトエキスに含まれてるはずなんだけど、風味がイマイチとのことで、
ビールの苦味と香りをより引き出すために追加。
ドライイーストも、これまたモルトエキスの缶に同封されてたけど、
ビールの味を決めるのはイーストとのことだったので別注しました。
ま、最低限で作るなら、モルトエキスの缶1つあれば充分ってことですな。
さて、いよいよ「仕込み開始」です。
まずは、大きな鍋と中位の鍋と小さい鍋に湯を沸かします。
用途はそれぞれ次のようなもの。
大きな鍋:ドライモルトを溶かすため、お湯2~3リットル。
中位の鍋:ホップを仕込むため、お湯1~2リットル。
小さい鍋:モルトエキスを湯煎するため、お湯1リットル。
ウチは3口コンロなんでバラバラにしたけど、2口コンロなら
ドライモルトはホップの仕込みの最後に入れる方法でもいーかな?と思う。
さて、お湯を沸かしつつ1次発酵容器の消毒済みの器具を取り出します。
容器を綺麗に水道水ですすいだら、今度はそこに水を13リットルほど入れます。
この水に以下の量を足して、最終的なウォートの量になるようにしますが、
やや少なめに入れておいて、最後に水を足すのがいいのかな?
「溶かしたドライモルト+煮込んだホップ+モルトエキス」+水 = 仕込み量
つまりこの水がビールになるんだけど、まぁまずは水道水でやってみます。
確かに市販の美味しい水でやってみたいけど、コストが・・・。
やるとしてもブリタで濾過して一度沸かせば充分じゃね?(笑)
ホップは沸いたお湯にビタリングホップを入れ弱火で25分ほど煮込み、
その後アロマホップを追加し更に5分ほど煮込み、火を止めて冷まします。
ドライモルトはたっぷりのお湯に少しずつ入れ、綺麗に溶けたらOK。
オレは表面に浮いてきたアクみたいなのが気になったので取りました。
どちらも1次発酵用の容器にドボドボと注ぎ込みました。
モルトエキスは湯煎で15分ほどするとトロッとしてきた。
念のため30分ほど湯煎したら、難なく缶から出ました。
更にホップを仕込んだお湯で溶かして、無駄なく綺麗に使いました。
ただし、1次発酵容器の冷たい水に急に入れると再び固まるのねー。
オレは最初にこれを水の中に入れたので、ちょっとビビリました。
後からホップの仕込みや溶かしたドライモルトを入れたら溶けたけど、
次からは先にそっちを入れて温度を上げといた方が良さそう。
これらを全部入れ終わった状態でよくかき混ぜます。
この時に出来るこの麦汁の液体を「ウォート」とか呼ぶそうです。
この「ウォート」にイースト菌を入れると醗酵し「ビール」になります。
ウォートは何度か攪拌して空気を含ませるようにと書いてありましたが、
雑菌が入るのが怖いので蓋をこそっと開けて恐る恐るかき混ぜてました。
この時のウォートの温度を測ると30℃くらい。
イースト菌の醗酵に適した温度が18~28℃とのことで、蓋をして暫く放置。
冬場とは言え室内はそれなりに暖かく、なかなか温度が下がらないので、
容器の周りに保冷剤を配置し、1時間掛けて26℃まで温度を下げました。
そしていよいよドライイーストを表面に浮くようにそっと投入。
後は蓋をしてイースト菌どもの仕事「醗酵」を待つだけです。
しかし!
その後4日待っても、ネットに書いてあるような醗酵は見られません。
エアロック(外気と遮断しつつ空気を逃がすための栓)がポコポコとし、
表面に大量の泡が立つと書いてあるのに、それが見られないのです。
蓋を開けると雑菌が入るので、蓋は開けるなと書いてありますが、
ネット上には醗酵の様子を画像で紹介しているところもあり、
どーしても気になってちょっと開けて覗いてみると、
我が家のウォートには少しの泡だけ…
これは雑菌か?それとも温度がいけないのか?
消毒は念入りにやったし、温度も22℃前後をキープしてるし…
しかも、開けた容器からは何ともいえないイイ地ビールの匂いがする。
悩んだオレはビール作りを勧めてくれた友人に連絡を取ってみた。
どーも醗酵が充分じゃない気がするんだけど、なんでだろ?と。
すると、「そりゃー砂糖入れてねーからじゃないの?」との回答が。
むむむ、レシピどおりじゃいけねーのかよ?
イースト菌は糖分を食らって醗酵するのは周知の事実。
つまり糖分がないとアルコールにならないよねって話。
「おりはマックシェイクに初挑戦だじょ」
でもねでもね、オレが参考にしてるアドバンスブルーイングのページには、
「基本的には補糖しない(プライミング以外の砂糖は加えない)」
とあるんですよねー。
砂糖を入れよーか入れまいかで、迷うオレ。
他のページにある情報との違いは、砂糖を入れていない代わりに、
ドライモルトを投入していること。
だからオレは1次醗酵はこのドライモルトの糖分で行い、
2次醗酵の時に入れる「プライミングシュガー」で
アルコールの度数が決まると思ってたんだけど、そうではないの?
そこで再度アドバンスブルーイングの担当者さんに質問。
回答はやはり、「砂糖は入れない」でした。
そして醗酵は既に終わっている可能性があるそうで、
「初期比重が小さいほど、温度が高いほど、
盛んな発酵が半日で終了することがあります」とのこと。
そしてもう一つ
「ウイートは比較的速く発酵が終わります」なんだそうな。
確認ポイントとしては、
1) 発酵が容器内側の側面に、発酵で泡の層ができた時の跡が
液面より1、2cm上に付いていれば盛んな発酵が起きた証拠です。
2) 発酵容器の底に、乳白色の澱(活性を停止して沈殿したイースト)が
1~5cmくらい沈殿している
3) 味見をして甘くない、気が抜けたビールのような味がする
上記どれか一つでも確認できれば発酵は収束に向かっていると考えてよいです。
いずれも当てはまるようですので、美味しいビールになっていると思いますよ。
との親切な回答を頂きました。
さてさてどーなるオレのビール作り。
次回の更新をお楽しみに!